最終更新日 2024年11月22日 by dolmen
近年ではテレビ番組の特集やインターネットの記事などでも、ゴミ屋敷の問題が取り上げられることが増えてきました。
そもそもゴミ屋敷とはどのような状態なのかというと、名前の通り室内や家の周りがゴミで埋もれている住宅のことを指しています。
生活するうえで発生するゴミはもちろんのこと、中には近くのゴミ置き場から集めてきてためこんでしまうケースも見られます。
あまりにもひどい状態が続くと、建物から外にあふれ出して、敷地のすべてがゴミでいっぱいになっているケースも見られるでしょう。
ゴミを撤去することが一番の方法
自分の家ではなくても、近隣の住宅にゴミがあふれかえっていて、においや害虫などの問題に悩まされているという人も多く見られます。
このようなゴミ屋敷をどうにかして片付ける方法はないのかを、一緒に考えていきましょう。
ゴミ屋敷を片付ける方法としては、ゴミを撤去することが一番の方法と言えるでしょう。
撤去するためにも、ゴミ屋敷に住んでいる人がどのように思っているのかで、大きく左右されることになります。
もしも住人に片付けたい、きれいにしたいという思いがあるのであれば、すぐに解決に向けて動き出すことができるかもしれませんが、そのような意思がないのであれば、問題を解決するまでにはかなりの時間や労力が必要となります。
もしも住人に意思があるのであれば、本人と協力して行うのか、それともプロに手配するのかを選びます。
しかし住人がこれはごみではない、処分しなければならないものはないなどというように、撤去する意思がまったくない場合には、作業をすることはかなり難しくなります。
法律によって、本人の承諾を得ることなく勝手に処分することはできません。
法律があるので、どんなに近隣の住人たちが悪臭や害虫などに悩まされていたとしても、きれいにすることはできないのです。
行政代執行で強制的にごみを撤去するケースも
このような場合には、まずは地域の住民で団結して、本人と交渉をしたり説得する必要が出てきます。
それでも解決できないのであれば、行政に応援を求めることも必要となるでしょう。
最終的な手段としては、自治体が行政代執行と呼ばれるものを行って、強制的にごみを撤去するケースも見られます。
住人にきれいにしたいという意思があり、これから片付けを行うというのであれば、自力で行うのか、それともプロに依頼するのかをまずは考えます。
自力で掃除ができるレベルとしては、広さは3DKまで、風呂場や洗面所、キッチンなどの水回りを使用することができる、この家でどうにか生活することができているなどの条件が満たされていれば、何とかプロに依頼することなく掃除をすることができるでしょう。
まず最初に人手とスケジュールの確保を行う
しかしただ掃除をするのとは異なり、かなりの作業になることが予想されるので、まずは事前準備を念入りに行う必要があります。
計画を立てずに始めると、ほとんど作業が進まずに時間だけが経過することになります。
準備のポイントとしては、まず最初に人手とスケジュールの確保を行いましょう。
たいていの場合が1日で終わることはなく、一人で終わらせることもほぼ不可能です。
友人や家族などに声をかけ、どんなに少なくても3人以上の人出を集めるようにしましょう。
またスケジュールは2から3日は押さえておきたいところです。
一気に行なうのが難しいのであれば、みんなが集まれる日に一部屋ずつなどのように進めていくことが求められます。
ゴミの回収日をしっかりとチェック
また片付けたゴミを放置しないためにも、ゴミの回収日をしっかりとチェックしましょう。
しかしゴミが大量すぎるので集積所に置くと迷惑がかかってしまう場合や、回収日とスケジュールが合わない場合には、集めたゴミを家の中に置いておかなければなりません。
このようなことにならないためにも、自治体のゴミ処理センターへの持ち込みがに最適といえます。
最寄りのゴミ処理センターの受付時間を確認し、うまく時間配分できるように考えておきましょう。
ゴミ処理手数料がかかることになりますが、自治体の受け付けということもあり、ほとんどの場合数十円から数百円で抑えることができるでしょう。
片付けの手順
片付けの手順としては、まず最初に害虫駆除から行います。
ゴミを動かすたびに虫が出てくればなかなか進めることはできません。
掃除を行う前日に噴霧状の殺虫剤を使い室内全体の害虫駆除を行っておきましょう。
これによりかなりの害虫を駆除することができます。
掃除を行う場合には、入り口付近から1m四方の単位ではじめていきます。
手元にはスプレータイプの殺虫剤をすぐ取れる状態にしておき、殺虫剤を噴射しながら探していきます。
ゴミを減らしたら仕分け作業を行い、最後にゴミを排出し清掃作業を行いましょう。
手におえないほど汚れている場合には、ハウスクリーニングのプロに依頼するのも一つの手段です。
まとめ
このように自分の力でも掃除をすることができますが、かなりの広さで家中にゴミが埋まっている、駐車場や庭などもゴミが散乱している、水回りが機能しておらず生活できないなどの場合には、専門家に依頼するようにしましょう。