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金投資にも色々な方法がある

最終更新日 2024年10月17日 by dolmen

ゴールドバーの購入はリスクが高い?

金投資と一口にいってもいろいろな方法があります。
例えば、現物のゴールドバーなどを購入してくる方法があります。

延べ棒などを購入してくるとなると、とんでもない金額が必要になり自分には無理だと思う方もいるかもしれませんが、実はグラム単位で購入することもできますから、少ない元手しかない人でもこの方法で投資をすることは不可能ではありません。

ただし、現物を購入するこの方法には、いろいろとデメリットがあるのも事実です。
まず保管する場所に困るということが挙げられるでしょう。

なんといっても高価なものですから、そこらへんの戸棚などに無造作に置いておくのは危なすぎます。
盗難されてしまう危険や紛失のリスクがありますから、しかるべきところに保管しておかなければいけません。

自宅で保管するならやはり金庫を準備するのが一番ですが、重たいですし場所も占有してしまいます。
自宅に置いておくのが嫌ならば銀行などに預けるという方法もありますが、当然ながらコストがかかってきてしまいます。

これらの保管コストを考えると、ゴールドバーを大量に購入してきて手元に置いておくというスタイルは、あまり現実的な方法とはいえないでしょう。

ゴールドリンクなどの積立てサービスを利用する

一番お手軽な方法は、株式会社ゴールドリンクなどの積立てサービスを利用することです。

毎月一定の金額をコツコツと積立てていくというもので、月額1000円という小額から行うことができるので、大きな元手を持っていない人でも十分チャレンジできるでしょう。

積立てサービスは、インターネット証券会社で取り扱っており、簡単な手続きで始めることができます。
最初に毎月の積立て額を決めておけば、あとは勝手に毎月自動的に購入して積立ててくれるので楽です。

この方法の良いところは、保管に苦労しなくて済むということです。
現物を引き取るわけではないので、手元に物を置いておく必要は一切ありません。

それだとなんだか寂しいと思う人もいるかもしれませんが、そういう人は積立てた現物を引き出せるサービスを行っているところを利用すればいいでしょう。
そのサービスでは、積立てた現物をゴールドバーなどで引き出すことができます。

現物を目の当たりにできるので、達成感を得られること間違いありません。
積立ての場合のデメリットは、手数料がちょっと高めであるということが言えるでしょう。
だいたい2〜5%ぐらいの手数料がかかってきてしまうので、それをどう捉えるかによって、向いている人と向いていない人が分かれます。

先物取引で行う方法のメリットはレバレッジ

先物取引で投資するという方法もあります。
先物取引で行う方法の一番のメリットは、レバレッジをきかせた取引ができることでしょう。

レバレッジというのは、簡単に言うと元手の何倍もの額の取引ができるということで、短期間に大きな利益を狙うことも不可能ではなくなります。
現物や積立て方式の場合だと、やはり守りの資産という意味合いが強くなってしまい、一攫千金を狙うというようなことはちょっと難しいのです。

ゴールドにもそれなりの値動きはありますが、株式や為替ほどに活発には動きませんから、値動きを利用して利益を稼ぐというのはなかなか難しいと言わざるをえません。

その点、レバレッジをきかせられる先物取引なら、取引量を増やすことで小さな値動きでも大きなリターンを狙うことが可能です。
ただ大きなリターンを狙えるということは、裏返せば大きな損失をこうむる可能性があるということは忘れてはなりません。

ゴールドも稀に大きく値動きすることがあり、そういう場合に高レバレッジをかけて取引していたとしたら、巨額の損失を発生させてしまう可能性があります。
一発で市場から退場させられ、おまけに借財を背負ってしまう可能性もありますからレバレッジのかけ過ぎには注意が必要でしょう。

2000年代に入ってからゴールドの価値は上がっている

そこまで大きなリスクを負いたくないというならば、投資信託にするというのも悪くありません。
投資信託も今はインターネットで手軽に購入することができ、非常にお手軽に購入することができます。

手数料も安いのもメリットです。
ゴールドへの投資は、基本的に株式などと違い配当や利息がないので、いまいち旨味がないように思う人も少なくありません。

たしかに守りの資産であるのが原則といえますが、長いスパンで見ると、必ずしも守りの資産とばかりも言えません。
2000年代に入ってからゴールドの価値はけっこう上がっています。

なぜ上がるのかというと、世界情勢が不安定化してきており、先が見通しにくくなっているからと考えられます。
度重なる経済危機や地域紛争・テロ事件など、何が起きるかわからないような世の中になってくると、通貨や有価証券などのペーパー資産への信頼は揺らいでくるものなのです。

その点、金はペーパー資産のように価値がゼロになってしまうリスクはなく、いついかなる時でも一定以上の価値は担保されているわけで、その普遍的価値に対して、不安定化している世界の人々があらためて価値を見出しているといえるでしょう。