最終更新日 2024年10月17日 by dolmen
1.エコキュートってなに?
エコキュートは最近は良く言葉として聞きますが、いったいどんなものか知っていますか?
なんとなくエコキュートにすると安くなるイメージ、最新の設備っぽいと思っている人が居ますが詳しくしらないという人も居ますよね。
そこで今回は詳しく説明をするのと、メリットとデメリットについても解説します。
まず2001年に販売開始をされた商品です。
現在国内では500万程度普及しています。
仕組みとしては空気の熱を利用してお湯を沸かします。
元々これが作られたきっかけは少しでも節電やエコのものを作れないかと考えられた商品で、ガスに比べると節電効果があります。
特徴としては電気を使うことにより安くなるのですが、安い理由としては夜間の電気を使うからです。
夜間電機は日中よりも安い値段設定がされていて、夜間の間にタンクにお湯を沸かして貯めておきます。
貯めたお湯は日中に使うのでお湯が本来よりも安く使えるという特徴です。
お湯を沸かすときには電気だけではなくて外の温度も活用します。
室外に取り付けられたファンから外気の熱を吸収してその熱を利用するんです。
かなりの省エネルギーとなるのでエコにも繋がります。
使うときはまず取り付けてもらってたくさんあるプランの中から、自分に合っているプランを選択します。
夜間の電気を使うだけだからそんなにプラン選びに重要にならなくてもいいのではないかと思われますが、夜間ためておいたお湯が日中にはなくなってしまったら日中でお湯を沸かすことになるのでプラン選びは重要です。
設定できちんと設定(湯量の設定)が出来るようになっているものが多いので最初にきちんと設定をすることが大切で、きちんとした設定をしていなければ結局節電にならないことがあります。
2.エコキュートのメリット
ではエコキュートについて特徴や説明をした所で次にメリットとデメリットをお話しします。
まずメリットですが、先ほども特徴でお話ししましたがやはり電気代の節約になることです。
光熱費は生活する上でかなり重要となってきますが、夜間にお湯を沸かして貯めることによりかなりお得になっています。
ガスの場合はたくさん掛かってしまうところを、夜間電気ならば抑えることができるんです。
夜間と日中の電気代はかなり違ってくるので、電気需要が少ない時間にお湯をためることによって安く使えるという点が一番のメリットとなります。
他にはタンクに貯めてある水は緊急事態に非常用水として活用することが出来ます。
日本は特に地震ななどの震災が多い国ですので、地震が起こった祭に断水となってしまう可能性があります。
大きな被害だと復旧するのに時間がかかりますし、水は生きていくうえでも一番大事なものです。
そういう時に手元に一切も水がないでは困りますが、お湯がタンクに貯まっていればその水を活用することが出来るんです。
もちろん飲み水としても活用できますし、体を洗うときにだってある分なら活用できます。
何かあった時でもガスなら水が出なくなりますが、タンクに水がある限りは使用することがメリットとなります。
もう1つはこちらも先程と似ていますが、停電時にタンクから水を非常用取水栓から取り出すことが出来ます。
3.エコキュートのデメリット
逆にデメリットの説明となりますが、デメリットは安いのがメリットと言いましたが、冬はあまり節電にならない場合があります。
なぜかというと、深夜に大量の水を沸かす必要があるので冬は寒さもあり効率が夏に比べると悪いです。
効率が悪いと中々お湯が温かくならずにずっと沸いている状態となるので光熱費が高くなってしまいます。
もちろんガス料金よりは安いですが、冬は電気代が通常よりも掛かります。
2つ目は長時間にわたり低周波騒音の原因となっています。
騒音とはいっても爆音というわけではなくて小さい音なのですが、すごく静かな地帯だったりすると騒音と捕らえられる音がでることがあります。
隣人トラブルにはよっぽどのことがない限りないとは思いますが、音の捕らえ方は個人差があるので人によっては気になる音にもなります。
3つ目は機械の故障が多いです。
エコキュートはまだ始まってそこまで長い年月が経っていないということから、平均寿命が分かりませんが、機械が複雑なこともありガス給湯器と比べると故障が多いです。
メーカーや商品によっても変わってくるので必ず壊れやすいとは言えませんが、トラブルがやはり多い機械となります。
もし故障したときに新しく取り換えるとなった時は50万円程度掛かるので、早く壊れてしまった場合はガスのほうが安いというケースがあります。
一長一短な考えですが壊れる可能性がガスに比べると高いというのを頭の中に入れておいてください。
このようなメリットやデメリットがエコキュートにはあります。