最終更新日 2024年10月17日 by dolmen
◆住宅展示場も建売住宅も重視しておきたい箇所
一戸建て住宅を購入希望している方は、建売住宅でできるだけ安く購入することを検討していたり、注文住宅で都合に合わせた住宅を建築することを検討している方に分けることができます。
どちらの場合でも、高額な買い物になるので、慌てずに事前にあらゆる情報をキャッチしておくことは大切です。
チェック方法の中には販売若しくは建築をしている会社が住宅展示場を用意していることが目立つので、必ず事前に足を運ぶことは重要です。
カタログなど紙媒体やインターネット上の写真だけを見て決めるには問題が生じてしまうという可能性も否定できないので、初期段階ではカタログやネットを利用して、気になる会社があれば、ネット上から調べて住宅展示場の有無や公開している日時などをチェックすることが最も良い方法です。
いつでも開放している住宅があれば、週末など限られた曜日に予約制として立ち入ることができることに限定している場合もあるので、この点も要チェックです。
実際に足を運んだ場合では、点検することが相応しい項目というものが沢山あります。
まずは、外装部分をあげることができます。
外壁に用いられている素材についての項目も見逃せません。
建売住宅の場合はサイディングを利用している住宅が多いものですが、単にサイディングといっても素材は沢山あります。
軽量で腐食に強いガルバリウム製や、耐候性に優れた樹脂製、様々なデザインを発揮できる窯業製、他にも木質サイディングなどもあるので、見た目だけをチェックするのではなく、必ず使われている素材を確認することは必要です。
素材によって耐久性や後のリフォーム料金が変わってくるので、知ることで計画を上手く立てることができます。
◆住宅素材でチェックしたい箇所
屋根素材も重要です。
耐久性が家の寿命に直結してしまうので、できるだけ軽量素材で尚且つ耐久性に優れている屋根材であることを確認することが必要です。
窓のサッシ部分をチェックする内容もあります。
現在では新しいサッシや窓ガラスが普及をしていて、高断熱や遮音性を売りにしているものが存在しています。
できれば1枚ガラスではなく複層ガラスに仕上がっているものや、最新の樹脂製サッシの場合では軽量で長持ちできる資材になるので、この点も点検したい内容です。
内装にも沢山の点検項目は存在します。
玄関から入り、室内を見た際には、床面にチェックしたい内容があります。
今ではフローリングを用いている住宅が多いものですが、フローロングにも種類が沢山用意されています。
合板タイプのものはメインで利用されているのですが、あまりに安いタイプの場合は、表面の木目が直ぐに剥離してしまうものも存在してます。
材質チェックになりますが、耐久性を求めたフローリングであれば問題はありません。
無垢フローリングも見つけることができます。
本物の木材の風合いを満喫したい方には好評な素材ですが、あまり興味が無い方のケースでは、無垢材の場合お手入れの費用が大きく掛かってしまうので、チェックは必要です。
室内側の壁を叩いてみる方法も効果的です。
薄い素材の場合は叩くと軽い音が聞こえ、壁内部が空洞になっていることを知ることができます。
最新の住宅の場合、断熱材やボードの強化を行っている住宅が増えているので、壁内部の状態を自ら把握することは欠かせません。
◆将来的な使い勝手も考えておこう
キッチンにも注目したい内容があります。
現在での住宅展示場の殆どで対面式キッチンを採用しているのですが、シンク台と面している室内側の状態と合わせて点検することも欠かせません。
キッチンからの汚れや臭いが室内側に漏れてしまうような作りは避けた方が賢明で、この点の対策をしっかりと行っているのかどうかを点検することも重要です。
バスルームやトイレなどの水周りの設備においては、将来を考えてみることも一つの方法です。
例えば将来に手摺りが必要になったり、介護などによって普通のタイプでは対応できない場合は、後から多額のリフォーム代が掛かります。
初めからできるだけバリアフリーに近い状態であれば問題は無いので、将来的なことを想定しながら点検することも忘れてはならない内容です。
後は使い勝手の良さを点検する内容もあります。
単に部屋数などでチェックする方法ではなく、クローゼットの有無や床下収納の有無など、利便性を感じられる状態がどうかを判断することが必要です。
無駄なスペースを収納スペースにしている住宅や、後からでも収納スペースを設けることが容易な場合は問題がありません。
全体的に見た場合では、新しい住宅展示場で公開している住宅の全ては耐震性には優れているものです。
それでも会社側が提示している独自の耐震技術などをヒアリングすることで、更に安心感を得ることができます。
エクステリア関連では、駐車スペースをチェックする内容や、庭にできるスペースの確認、付随しているフェンスや地面に施されている素材、バルコニーやベランダの出来栄えや使い勝手など、細かな点にも注目することで、失敗しない会社選びを行えるのではないでしょうか。